カテゴリ: 野球

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    1: 名無しさん@おーぷん 2018/06/13(水)17:27:40 ID:KEJ
    ヤフオクドームで迎えるホークス戦。
    昨日の快勝もあり、意気揚々といった様子の巨人軍に衝撃のニュースが飛び込んだ。河野と篠原が飲食店で全裸になり、あろうことかそれをSNSに拡散したとして謹慎処分になったのだ。
    ドームに響くファンのため息、どこからか聞こえる「伝統の一戦は白熱してるな」「巨人が脱いで阪神が撮れ」の声。
    呆れて声も出ないのか無言でアップを続ける選手達の中、高橋由伸監督も流石に不祥事になれたのか、飄々としていた。
    賭博、暴力、露出狂。
    選手達の不祥事の多さに呆れてを通り越して感心していた。
    「どうすりゃいいんだ…」由伸は悔し涙を流し続けた。
    どれくらい経ったろうか、由伸ははっと目覚めた。
    どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ。
    どことなく流れる、チームの重苦しい雰囲気の残り香が現実に引き戻した。
    「やれやれ、帰って明日のオーダーを考えなきゃ」由伸は苦笑しながら呟いた。
    立ち上がって伸びをした時、由伸はふと気付いた。

    「あれ…?お客さんがいる…?」
    ベンチから飛び出した由伸が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった。
    千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように巨人のチャンステーマが響いていた。
    どういうことか分からずに呆然とする由伸の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
    「ヨシノブ、出番だ、1本頼むぞ」声の方に振り返った高橋は目を疑った。
    「原監督?」「なんだパンダ、居眠りでもしてたのか?」
    「い、井端コーチ?」「なんだよ由伸さん、かってに井端さんを引退させやがって」
    「笠原!てめぇのせいで巨人と俺の人生はめちゃくちゃに…!」由伸は半分パニックになりながら場内アナウンスを耳にした。
    「9番ピッチャー高木に変わりまして、ピンチヒッター高橋由伸」
    暫時、唖然としていた由伸だったが、全てを理解した時、これから起こる事件、自分の身に降りかかる災難を思わずにいられなかった。
    「辞めたくない…辞めたくないよ…」
    コンパクト村田からバットを受け取り、バッターボックスに向かう由伸、その目に光る涙は現役への未練に溢れていた…。

    翌日、ベンチで冷たくなっている由伸が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。
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    引用元: 高橋由伸「どうすりゃいいんだ…」

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