カテゴリ: 歴史


1: 名無しさん@おーぷん 2017/03/03(金)22:11:48 ID:N38
本拠地、朝鮮半島で迎えた南北戦
先発テポドンが衛星軌道に乗り上げ、地上部隊も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響く国民のため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める敗残兵達の中、昨年の首位打者金正恩は独りベンチで泣いていた
朝鮮戦争で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる軍部側近・・・
それを今の朝鮮で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」正恩は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、正恩ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい指揮所の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って訓練をしなくちゃな」正恩は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、正恩はふと気付いた

「あれ・・・?我が部隊がいる・・・?」
指揮所から飛び出した内川が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの軍勢だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにコンギョが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする正恩の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「じょんうん、射撃訓練だ、早く行くぞ」声の方に振り返った正恩は目を疑った
「ど・・・同志スターリン?」  「なんだデブ、居眠りでもしてたのか?」
「カ・・・カストロ前議長?」  「なんだ正恩、かってにカストロさんを引退させやがって」
「父さん・・・」  正恩は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:マルクス 2番:レーニン 3番:チェ・ゲバラ 4番:スターリン 5番:ポル・ポト 6番:正恩 7番:カストロ 8番:毛沢東 9番:金日成
暫時、唖然としていた正恩だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
玄永哲から制服を受け取り、演説台へ全力疾走する正恩、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、指揮所で冷たくなっている正恩が発見され、正男と志位は病院内で静かに息を引き取った

引用元: 金正恩「どうすりゃいいんだ・・・」

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1: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:23:16 ID:d8y
居城、新府城で織田軍甲信国境突破の報を得た1582年春
高遠城主仁科盛信が戦死し、多くの家臣が織田方に寝返ってしまった
城内に響く家臣のため息、どこからか聞こえる「武田ももう滅亡だな」の声
がらんとした本丸の中、武田氏第20代当主武田勝頼は独り大広間で泣いていた
初陣で手にした戦功、家督、権力、そして何より信頼できる家臣・・・
それを今の甲斐国で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」勝頼は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、勝頼ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい肘掛けの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、岩殿山に移る準備をしなくちゃな」勝頼は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、勝頼はふと気付いた
「あれ・・・?旗や兵士がいる・・・?」
本丸から飛び出した勝頼が目にしたのは、城内まで埋めつくさんばかりの武将達だった
千切れそうなほどに風林火山の旗が振られ、地鳴りのように馬の脚音が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする勝頼の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「勝頼、出陣だ、早く行くぞ」声の方に振り返った勝頼は目を疑った
「お・・・叔父上?」  「なんだ四郎、居眠りでもしてたのか?」
「ち・・・父上?死んだはずでは・・・」  「どうしました勝頼様、かってにお屋形様を亡きものにするとは」
「昌景・・・」  勝頼は半分パニックになりながら陣構えを見上げた
1番:山県昌景 2番:山本勘助 3番:武田信繁 4番:武田信玄 5番:馬場信春 6番:内藤昌豊 7番:武田勝頼 8番:真田幸隆 9番:高坂昌信
暫時、唖然としていた勝頼だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
内川からバットを受け取り、ホームへ全力疾走する勝頼、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、天目山で冷たくなっている勝頼が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

引用元: 武田勝頼「どうすりゃいいんだ・・・」

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