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1: 名無しさん@おーぷん 21/03/02(火)22:12:54 ID:XKm
本拠地、無限城で迎えた最終決戦
上弦の肆鳴女が大量失点、十二鬼月上位三名も勢いを見せず惨敗だった
城内に響く鬨の声、どこからか聞こえる「夜明けまで一時間三分」の声
必死でまとわりつく鬼狩り達の中、無惨は独り肉の鎧の中で泣いていた。
青い彼岸花で手にした力、不変、そして何より信頼できない同類・・・
それを今の戦況で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」無惨は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、無惨ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい夜風の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って輸入される物品、外国の言葉、新しい機械などを学ばなきゃな」無惨は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、無惨はふと気付いた

「あれ・・・?異常者がいる・・・?」
ベンチから飛び出した無惨が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの鬼狩りだった
千切れそうなほどに日輪刀が振られ、地鳴りのように紅蓮華と炎が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする無惨の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「鬼舞辻、地獄行きだ、早く行くぞ」声の方に振り返った無惨は目を疑った
「た・・・珠世?」 「なんだ無惨、居眠りでもしてたのか?」
「ぜ・・・善良な医者?」 「命をなんだと思っているんだ」
「縁壱・・・」  無惨は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた

1番:夜神月 2番:藍染惣右介 3番:カーズ 4番:鬼舞辻無惨 5番:ディオブランドー 6番:フリーザ 7番:志々雄真実 8番:大魔王バーン 9番:マキマ

暫時、唖然としていた内川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
炭治郎へありったけ血を捧げ、阿鼻地獄へ全力疾走する無惨、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、無限城で冷たくなっている鳴女が発見され、吉村と村田は市街地で静かに息を引き取った

引用元: 鬼舞辻無惨「どうすりゃいいんだ・・・」

2: 名無しさん@おーぷん 21/03/02(火)22:13:13 ID:x2f
ええ出来やこれは

4: 名無しさん@おーぷん 21/03/03(水)02:29:56 ID:pAN
やるやん

5: 名無しさん@おーぷん 21/03/03(水)02:33:11 ID:PeR
適度に内川を残すの芸術点高い

3: 名無しさん@おーぷん 21/03/02(火)22:15:39 ID:yD5
この悪役オールスターなら勝てる
そして唖然とする内川