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1: 名無しさん@おーぷん 20/06/04(木)19:27:53 ID:Bhi
2018年10月19日、敵地マツダスタジアムで迎えたCS広島戦
先発今村が早々に捕まり、打線も勢いを見せず惨敗でシーズンを終えた。
レフトスタンドにかすかに響く巨人ファンのため息、どこからか聞こえる「無能監督」の声。
無言で帰り始める選手達の中、辞任を表明していた監督高橋由伸は独りベンチで泣いていた。
巨人で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト…
それを今の巨人で得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
「どうすりゃいいんだ…」由伸は悔し涙を流し続けた。
どれくらい経ったろうか、由伸ははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した。
「やれやれ、帰ってメモをまとめなくちゃな」由伸は苦笑しながら呟いた。
立ち上がって伸びをした時、由伸はふと気付いた。

「あれ…?お客さんがいる…?」
ベンチから飛び出した由伸が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった。
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように巨人のチャンステーマが響いていた。
どういうことか分からずに呆然とする由伸の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ヨシノブ、出番だ、1本頼むぞ」声の方に振り返った高橋は目を疑った。
「原監督?」  「なんだパンダ、居眠りでもしてたのか?」
「い、井端コーチ?」  「なんだよ由伸さん、かってに井端さんを引退させやがって」
「笠原!てめぇのせいで巨人はめちゃくちゃに」  由伸は半分パニックになりながら場内アナウンスを耳にした。
「9番ピッチャー高木に変わりまして、ピンチヒッター高橋由伸」
暫時、唖然としていた由伸だったが、全てを理解した時、これから起こる事件、自分の身に降りかかる災難を思わずにいられなかった。
「辞めたくない…辞めたくないよ…」
コンパクト村田からバットを受け取り、バッターボックスに向かう由伸、その目に光る涙は現役への未練に溢れていた…。

翌日、ベンチで冷たくなっている由伸が発見され、吉村と村田と村田(真)は病院内で静かに息を引き取った。

引用元: 高橋由伸「どうすりゃいいんだ…」

2: 名無しさん@おーぷん 20/06/04(木)19:28:31 ID:JMQ

4: 名無しさん@おーぷん 20/06/04(木)19:29:37 ID:vW2
笠原さあ

6: 名無しさん@おーぷん 20/06/04(木)19:32:30 ID:tlA
親父のせいで巨人のおもちゃになった男

3: 名無しさん@おーぷん 20/06/04(木)19:29:23 ID:EXq
草生えるけどかわいそう

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