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1: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:16:14 ID:e5o
私がそう言うと、彼の顔色はを獅子唐のように真っ赤になった
恥ずかしさからか赤面したのだろう

忘れてはならないが今は野球の試合中である
私が捕手で彼が打者

いかに強打者と言えども自分のスイングが出来ないバッターなど怖くない



よし、打ち取った。ざまあみろ張本め
と私が捕手冥利に尽きていた時だった

張本「……ノムさん」
野村「…なんや?」

張本「……ボソボソ」
野村「ハリ、聞こえんわ。もっとはっきり言え」

張本「…見てくださいよ」
野村「だから何を?」

張本「私のナニが本当に小さいのか、ちゃんと見てくださいよ」


プレイボール ~深夜の囁き戦術~

引用元: 【再放送】野村「ハリ、お前の態度はデカイのにナニは小さいのう」

2: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:16:55 ID:db7
見たから言ったんだよなぁ

3: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:17:43 ID:e5o
その時、私はいささか興奮しまして、よう試合の事など覚えてません

覚えているのは細やかな好奇心でしょうか
だってそうでしょう。他人のナニなど滅多に拝めるものじゃありませんから

そして試合後にホテルでシャワーを浴びていると呼び鈴がなりました
そっと玄関の小窓を覗くとそこには天下の大打者の姿がありました

そう、これが私と張本勲との本当の戦いの始まりです


……



張本「ノムさん、約束通り来ましたよ。中に入れてくださいよ」

野村「まあそう慌てるな。まず風呂にでも入りなさい」

5: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:18:40 ID:e5o
張本「試合で汚れていますからね。風呂にしましょう。ノムさんはどうですか?」

野村「ワシはもう済んだ。酒でも飲んで待っとるよ」

張本「そうですか。その好意に甘えるとしましょう」

そう言うと彼は脱衣所に向かった
私はブランデーを少しずつ口に含みながら組み立てを考えていた

どう配給すれば張本勲という男を丸裸に出来るのだろう

ある意味、これも捕手の職業病とでも言うのでしょうか

ああ心が踊る
まさに、至福のひと時よ

6: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:20:21 ID:e5o
ブランデーの中の氷がカランと音を立てた頃でしょうか
私は強打者を抑えるための準備を整え終わりました

まず初球、私は張本の気持ちを確かめる為にそっと覗くことにしました

息を殺し、足を忍ばせ脱衣所へ
そして風呂場のドアに手をかけた時の事です

……ガチャガチャ……ん?


張本「ノムさん、その手はお見通しですよ」

なんと、鍵をかけていたのである

カウントワンボール

7: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:22:27 ID:e5o
張本「ノムさん。私を侮って貰っては困りますよ」

張本「どうせ少し様子でも見てやろうとでも考えていたのでしょう」

野村「い、いや

張本「はっきり言って不愉快です。このまま汗を流したら帰らせて貰いますよ」


まずい
これは非常にまずい事態です

私はどうしても張本のナニを拝みたい
拝まなくてはならないという使命感に燃えていました

まあ、性がおおらかだった時代の話です

話が少し逸れてしまったので戻りましょう

このままでは張本に帰られてしまうと、私は焦りました

野村「まあ待てハリ、お前は何か勘違いをしてる」

張本「なにが勘違いですか!覗こうとしたんでしょう!」

野村「まあ、待て」


野村「ワシはお前と一緒に風呂に入りたかったんだよ」

張本「……え?」

カウント ワンストライクワンボール

8: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:23:18 ID:e5o
張本「な、何言ってんですか!馬鹿ですかあなた」

野村「おっしゃる通りの馬鹿です」
野村「ハリ、今日は疲れたろう。背中でも流させてくれよ」

張本「…まあ、ノムさんがそこまで言うなら」

……



ガチャ

全くもってしめたものである
こうして私は鉄の扉を開くことに成功したのだ

伸び悩んだり、限界にぶつかったりしたとき、「もう駄目だ」と諦めるか、「どうすればこれを突破できるか」と考えるか

一流と二流は、まさにそこで別れる気がします

9: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:24:50 ID:e5o
野村「ちょっと待ちなさい。服を脱ぐから」

張本「……」
張本「ノムさん」

野村「どうした?」

張本「馬鹿だなんて言ってすみませんでした」

野村「問題ない。わざわざありがとう」



野村「じゃあ、失礼するぞ」ガラガラガラ

目に入る、浴槽に大男、股間にはタオル

野村「なんや。ここまできてまだ隠すのか」
張本「そんな事言ったってノムさん。物事にはねぇ、順序というものがあるんですよ」

野村「わーかった。背中流してやるからこっち来なさい」

張本「そうですよ。約束ですからねぇ。ちゃんと洗ってくれなきゃ困りますよ」


張本「あ、今ちょっと私の股間を尻の方から見ようとしましたね!」

野村「ハリ、くだらない事言わないで座りなさい」

張本「もう!お願いしますよ!ほんと」

10: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:26:10 ID:e5o
タオルに石鹸を置き数回しごく
すると私の手諸共泡と香りが包み込む

さてこれで準備は万端
私は張本の背中に触れる


野村「ハリ、お前の背中はデカイなあ」ゴシゴシ

張本「ああ そんなこと ないですよ ふぅ…」

野村「まあ、ワシの背中もデカいけどなあ」ゴシゴシ


張本「ノムさん…」

野村「どうした?」ゴシゴシ

張本「ありがとうございます」

野村「なんやあらたまって」ゴシゴシ

張本「もう風呂も済んでいたんでしょうに私の為に…」

野村「なに、気にするな」ゴシゴシ

張本「また…それに呑めない癖にお酒なんて飲んじゃって」

野村「お前、見てたんか」ゴシゴシ

張本「もう大丈夫ですよ」
張本「ノムさん、代わります」

野村「代わるって?」ゴシゴシ


張本「私に野村さんのおっきな背中を洗わせてくださいよ」

野村「ハリ……」

11: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:27:36 ID:e5o
えー野村です

ところで皆さんは他人のナニを見たことがございますでしょうか

プロ野球選手というのは大所帯ですから大浴場でチームメイトと汗を流すものです
時にオールスターとなれば、普段と違う面々が同じ釜の飯を食べる訳でして、新鮮な気持ちになるものです

この話の発端も、オールスター終わりに皆で風呂に入っている時、頑なに前を隠していた男を見かけた事から始まりました

選手達は前など隠さず、堂々とシンボルを晒しておりますから、それはそれは私の興味を引きました

それでは前置きが長くなりましたが、続きといきましょう

野村でした

12: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:27:45 ID:5Ws
え、何これは…(ドン引き)

13: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:29:31 ID:e5o
張本「私に野村さんのおっきな背中を洗わせてくださいよ」

野村「ハリ……」

この時、私は張本と初めて目と目が合いました

知り合ってからは長い時間が過ぎた我々ですが、普段はお互いに勝負師
肉眼では確認出来ませんがフィルターのようなものである種の壁を作っているものです

張本の目はへの字のように曲がり、少し照れ臭いのか口元がくしゃっと曲がっていました

きっと私自身も、その瞬間同じ顔をしていたんだろうと思います

野村「それじゃあせっかくだしお願いするわ」


タオルをそっと手渡す

張本「ノムさん、照れますから向こう向いてくださいよ」

野村「ああ、すまんすまん」



張本「どうです?力加減は」ゴシゴシ

野村「ああ…気持ちいのう」



私の身体は優しい石鹸の匂いに包まれます
それは、私に癒しを与えてくれている張本と同じ匂いです

私も癒しを与えられていたら、これに勝る喜びは無いものだ
そう、しみじみと感じていました

14: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:31:05 ID:OBn
サッチーいないから堂々と出来るね

15: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:43:50 ID:Jp3
これ誰が書いてんねん草

16: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:46:00 ID:aBl
ノム×ハリ とか闇が深すぎだwwww

17: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:47:56 ID:YaJ
久し振りに見た

18: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:49:47 ID:t1n
煽られたハリーが怒って次の打席で野村の頭を空振りしたバットで殴るシーンもあるのかな?

19: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:51:03 ID:d4W
ノムさんの前で音読してあげたいンゴねえ・・・

20: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)12:56:28 ID:SOv
懐かしいわ

22: 名無しさん@おーぷん 2018/11/12(月)17:53:41 ID:U7Q
これは天晴れですわ

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