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1: 名無しさん@おーぷん 2018/10/04(木)11:13:50 ID:HQZ
本拠地、ヤフオクドームで迎えたロッテ戦
先発のルーキー高橋礼が4回無失点、打線も12安打10得点いつかつての仲間だった大隣に対して大勝
スタジアムに響く両ファンの大隣コール、どこからか聞こえる「お疲れ様」「ありがとう」の声
帰り始める選手達の中、戦力外通告を受けた吉村は一人テレビの前で泣いていた
横浜で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のソフトバンクで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」吉村は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、吉村ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って就職活動しなくちゃな」吉村は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、吉村はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した吉村が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする吉村の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「吉村、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った内吉村目を疑った
「む・・・村田さん?」 「なんだ、居眠りでもしてたのか?」
「う・・・内川さん?ソフトバンクに行ったんじゃ」 「なんだ吉村、かってに内川を引退させやがって」
「石井さん・・・」 内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:石井琢 2番:仁志 3番:金城 4番:村田 5番:吉村 6番:内川 7番:小関 8番:相川 9番:寺原
暫時、唖然としていた吉村だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する吉村、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている吉村が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

2: 名無しさん@おーぷん 2018/10/04(木)11:15:00 ID:RER
6番:内川

+226点

3: 名無しさん@おーぷん 2018/10/04(木)11:16:38 ID:u2X
悲しいなぁ…

6: 名無しさん@おーぷん 2018/10/04(木)15:10:42 ID:sXd
横浜に戻ってきてほc

5: 名無しさん@おーぷん 2018/10/04(木)11:19:11 ID:AeF
内川のところのセリフはもうちょっと頑張れなかったのか
全体的に荒さが目立ったが新鮮な吉村だから大目に見る+3.34点

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