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1: 名無しさん@おーぷん 2018/09/09(日)22:20:39 ID:teA
新天地、栃木ゴールデンブレーブスで迎えた最終戦
5打数1安打とまずまずの結果を残すも、プロ野球12球団からの電話はもう来ない
球場に響くファンの歓声、どこからか聞こえる「辞めないで」の声
どこかもの寂しげな空気の中、昨年まで巨人で活躍した村田は独りベンチで泣いていた
栃木で手にした喜び、感動、スポンサー、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを昔の自分で得ることは殆ど不可能だったのだ
「これでいいんだ…」村田は嬉し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、村田ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って会見の準備をしなくちゃな」村田は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、村田はふと気付いた

「あれ…ここは?」
ベンチから飛び出した村田が目にしたのは、外野席まで空席であふれた横浜スタジアムだった
浴びせられる罵声に混じって、地鳴りのようにジャイアンツの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする村田の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「シュウイチ、ハヤクヤキニクイクゾ」声の方に振り返った村田は目を疑った
「ク・・・クルーン?」  「なんですか村田さん、居眠りでもしてたんですか?」
「おまえは内川・・・?今福岡じゃないのか?」  「なんだ村田、かってに内川を移籍させやがって」
「加藤さん・・・」  村田は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:内川 2番:内川 3番:内川 4番:内川 5番:内川 6番:内川 7番:内川 8番:内川 9番:内川
暫時、唖然としていた村田だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「何もない・・・何もないんだ!」
種田からサッカーボールを受け取り、ダグアウトへ全力疾走する村田、その目に光る涙は充実感とは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている村田が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

引用元: 村田修一「これでいいんだ…」

2: 名無しさん@おーぷん 2018/09/09(日)22:22:48 ID:3Uz
no title

5: 名無しさん@おーぷん 2018/09/09(日)22:24:59 ID:PWC
悲しいなぁ

6: 名無しさん@おーぷん 2018/09/09(日)22:26:52 ID:HfL
暗黒期のオーダーでよかったやん…

4: 名無しさん@おーぷん 2018/09/09(日)22:24:40 ID:5Pi
開幕前はどこかとるやろと思っててすいませんでした

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