1: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)12:59:22 ID:yeD
異国の地、メルボルンボールパークで迎えたアデレード戦。
先発中塚が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった。
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「なんだあの日本人は」の声。
無言で帰り始める選手達の中、昨年の外野手森友哉は独りベンチで泣いていた。
WBC強化試合で手に受けた死球、保存療法、岡田雅利、そして何より信頼できる医療関係者……
それを今のオーストラリアで得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
「どうすりゃいいんだ……」
森は淋し涙を流し続けた。
どれくらい経ったろうか、森ははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した。
「やれやれ、帰ってオカマさんにインスタ画像を送りつけなくちゃな」森は苦笑しながら呟いた。
立ち上がって伸びをした時、森はふと気付いた。

「あれ……?お客さんがいる……?」
ベンチから飛び出した森が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった。
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにディジュリドゥの音が響いていた。
どういうことか分からずに呆然とする森の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「トモヤ、守備練習だ、早く行くぞ」
声の方に振り返った森は目を疑った。
「す……銀仁朗さん?」
「なんだ友哉、おまんじゅうでも食ってたのか?」
「お……中村さん?」
「なんだ友哉、かってにおかわりくんさんを引退させやがって」
「潮さん……」
森は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた。

1番:金子侑 2番:水口  3番:鈴木 4番:木村文 5番:戸川
6番:内川 7番:熊代 8番:山田 9番:永江

暫時、唖然としていた森だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった。
「勝てる……勝てるんだ?」
上本からミットを受け取り、グラウンドへ全力疾走する森、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……

翌日、ベンチで冷たくなっているおまんじゅうが発見され、吉村と村田は病院内で静かにそれを引き取った。

引用元: 森友哉「どうすりゃいいんだ・・・」

3: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)13:50:24 ID:trM
>>1
饅頭・・・
おしいやつをなくした

4: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)13:51:34 ID:sN4
なんでや!冷えたお饅頭美味しいだろ!

5: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)13:53:44 ID:6Xh
あっ、グッバイ牧田フォーエバー牧田

6: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)13:53:48 ID:Fhs
森がスタメン落ちは愚かキャッチャー0人なのは草

7: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)14:52:36 ID:2Zx
>>6
内川キャッチャーやな!

8: 名無しさん@おーぷん 2017/11/17(金)14:53:42 ID:DUZ
桐蔭時代には戻らないんやな

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