1: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:23:16 ID:d8y
居城、新府城で織田軍甲信国境突破の報を得た1582年春
高遠城主仁科盛信が戦死し、多くの家臣が織田方に寝返ってしまった
城内に響く家臣のため息、どこからか聞こえる「武田ももう滅亡だな」の声
がらんとした本丸の中、武田氏第20代当主武田勝頼は独り大広間で泣いていた
初陣で手にした戦功、家督、権力、そして何より信頼できる家臣・・・
それを今の甲斐国で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」勝頼は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、勝頼ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい肘掛けの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、岩殿山に移る準備をしなくちゃな」勝頼は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、勝頼はふと気付いた
「あれ・・・?旗や兵士がいる・・・?」
本丸から飛び出した勝頼が目にしたのは、城内まで埋めつくさんばかりの武将達だった
千切れそうなほどに風林火山の旗が振られ、地鳴りのように馬の脚音が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする勝頼の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「勝頼、出陣だ、早く行くぞ」声の方に振り返った勝頼は目を疑った
「お・・・叔父上?」  「なんだ四郎、居眠りでもしてたのか?」
「ち・・・父上?死んだはずでは・・・」  「どうしました勝頼様、かってにお屋形様を亡きものにするとは」
「昌景・・・」  勝頼は半分パニックになりながら陣構えを見上げた
1番:山県昌景 2番:山本勘助 3番:武田信繁 4番:武田信玄 5番:馬場信春 6番:内藤昌豊 7番:武田勝頼 8番:真田幸隆 9番:高坂昌信
暫時、唖然としていた勝頼だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
内川からバットを受け取り、ホームへ全力疾走する勝頼、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、天目山で冷たくなっている勝頼が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

引用元: 武田勝頼「どうすりゃいいんだ・・・」

2: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:24:28 ID:lgE
最強は佐久間・・・

3: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:28:02 ID:97c
岩殿山移転..あっ(察し

4: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:28:53 ID:imM
武田滅亡って現代で言えばどれくらいの騒ぎなん

5: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:30:09 ID:68D
>>4
ちうごく滅亡

7: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:34:09 ID:97c
>>4
中日身売り位じゃね(適当)

10: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)15:01:39 ID:ElC
>>4
SMAP解散

11: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)15:04:00 ID:WQi
>>4
既に落ち目の状態だったからフランスあたり?

8: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:39:38 ID:Lyi
諏訪の四郎が勝手に武田家当主を名乗るのはNG

9: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)09:48:33 ID:J0a
??「だから岩櫃に来てればよかったものを・・・」

14: 名無しさん@おーぷん 2017/02/21(火)15:07:54 ID:N35
>>9
サンキュー喜兵衛

12: 球速1【1】km/hコン【80】スタ【23】 2017/02/21(火)15:05:41 ID:3M7
6番内川に見えた訴訟

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